特別出演と友情出演の意味は？違いを解説！多い人(俳優)の例もご紹介！

映画のオープニングや見終わった時のエンドロールで「特別出演」や「友情出演」をよく見かけます。

アニメの声優さんの中でも時々見かけますよね。

特に特別出演に関しては、有名な俳優さん、大物俳優さんが多いです。

誰もが知っている俳優さんで、作品を見返してまでどこに出演していたか探したくなるほど。

今回は、「特別出演」と「友情出演」についてご紹介します。

また、どんな俳優さんや女優さんが特別出演や友情出演をしているのかについても気になります。ですので、芸能人で特別出演と友情出演が多い人もご紹介していきます。

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特別出演と友情出演の違い

特別出演と友情出演は同じような言葉のように感じますが、その意味は全く違います。

「特別出演」と「友情出演」では、出演料が全く違うというのも一つの特徴です。

そこも含めて「特別出演の意味」「友情出演の意味」についてご紹介していきます。

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特別出演とは？その意味は？

特別出演とは、主演ではない役、いわゆる脇役やチョイ役を大御所俳優や有名大物俳優に演じてもらう場合に使用されます。

主演よりも出番が少ない役、セリフが少ない役、そういったチョイ役でも「重要なシーン」を作り上げるためには演技の実力があり、存在感のある俳優が求められることがあります。

通常、脇役は主演よりも劣るものであり、主演級の役者さんが脇役を演じるというのは「格が下がる」ことを意味しています。

大物俳優に演じてもらうわけですから「脇役」を「脇役」のまま演じてもらっては失礼にあたりますし、その俳優の格を下げることに繋がります。

そう言った場合に「特別出演」とすることによって「この重要な役はこの俳優さんにしかできない」という名目の元、主演ではない役を演じてもらうわけです。

とはいえ、ドラマや映画には重要なシーンがあることも多く、誰もが知っている俳優を見て「このシーン重要なんだ！」と認識することすらありますよね。

このように「特別出演」枠の俳優が演じるシーンは重要なことが多く、そのような重要なシーンを誰も知らない俳優に演じてもらう方がおかしい気もします。

ただ、脇役は脇役であるため「特別出演」というような言い回しが重要になってくるのです。

【特別出演】クレジットタイトルの位置

映画の1番最後で、「監督」や「役者」、「制作に関わった方々」「施設」「企業」の紹介が流れますよね。

日本では「エンドロール」とも言います。

そこで表示される順番も実は工夫されて決められています。

このように、大物俳優や大御所俳優が多く出演している作品では、クレジットタイトルでも工夫しなければなりません。

出演している全ての大物俳優をトメに持ってくることは不可能です。ではどうするか、1名をトメで紹介し、もう1名を特別出演として紹介することでうまくバランスが取れるようにしています。

脇役とはいえ、主役級の良い位置で紹介するということは「特別出演」とは主役に準ずる役と言うことができますね。

「特別出演」で出演している俳優さんや女優さんは、特別出演として出演できるほど格があり有名な大物俳優ということです。

つまり、その証明になっているということになるでしょう。

その視点でエンドロールを見るのも面白そうですね。

特別出演のギャラ

特別出演の出演料(ギャラ)は通常程度の出演料の場合もあれば高額な場合もあります。

しかし、「特別出演」はその名の通り「特別」です。出演シーンはわずかであるにも関わらず通常通りの出演料がかかります。

ほんの数分の出演シーンやたったの1シーンであったとしてもしっかりと出演料が払われるということは、作品にとっては比較的高い出費になると言えます。

そして大御所俳優や有名俳優、大物俳優など格の高い俳優は、通常の主役を演じてもらったとしても基本的なギャラは他の俳優に比べて高額です。

特別出演の多い人(俳優)をご紹介！

特別出演の例をここでご紹介します。

どんな作品で誰が特別出演しているか気になりますよね。

格が高い俳優さんや女優さんが「特別出演」になることが多いです。

結構出番があるのに特別出演なのはなぜ?

このような質問を頻繁に目にします。

先ほど「特別出演は大物俳優に脇役やチョイ役をお願いし、数分のシーンやたった1シーンであっても出演料が高額である。」というお話をしました。

しかし、「脇役やちょい役だからと言って必ずしも出演が少ない訳では無い」ということなのです。

ドラマ「野ブタ。をプロデュース」の例で考えると...

この作品の中でメインとなる演者は亀梨和也さんと山下智久さんです。

「W主演」という言葉を最近目にしますがこの作品は違います。

「野ブタ。をプロデュース」は原作が小説で、小説内での主人公は亀梨和也さん演じる桐谷修二(きりたにしゅうじ)です。ここは実写になった際に変わることはありませんでした。

しかし、主演の亀梨和也さんと同じくらい重要な役で、セリフ量もさほど変わらない山下智久さん演じる草野彰(くさのあきら)というキャラクターがいます。

この作品での俳優の位置付けは、主演が亀梨和也さんで、特別出演が山下智久さんです。

この作品では、クレジットタイトルだけでなくドラマのパッケージに「特別出演」の文字がありました。それだけ「特別出演」を強調したかったのでしょうか。

当然、主演でない役(脇役)は主演に比べて「セリフが少ない」「出演が少ない」場合がほとんどです。しかし、それは絶対ではないです。

中には主演と同じくらい出演している脇役もいるわけです。

どんな場合であっても、主演でない人は脇役になるわけですから、その脇役が主演を演じている俳優や女優よりも格上の人であれば当然敬うことが必要ですし、「主演と同じくらい重要な役です。」と示すためにも「特別出演」は使用されます。

「主演ではないが、主演に準ずる役」というのはそのような意味なんですね。

特別出演は犯人役に多い？

犯人役が特別出演となることが多いというのは本当でしょうか。

「特別出演」で犯人役の俳優さんを調べてみました。

探してみると確かに「特別出演」の方が犯人ということもあるようです。

犯人役はそれなりの演技力が求められ、犯人役で有名な俳優さんさえもいらっしゃいます。

ドラマや映画、アニメで特別出演になっている人がまさかの犯人役という展開も面白いですね。

特別出演が多い俳優や女優は？

ここでは「特別出演」の多い俳優さんや女優さんをご紹介します。

かつて主演をいくつも演じていた役者さんが「特別出演」となることが多いようです。

年齢を重ねていくにつれ、求められる演技が変わってくるのも事実です。

それは決して俳優の格が落ちたということではなく求められる役所が変化したと言えます。その役柄がいつも主演になるとは限りません。

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友情出演とは？その意味は？

「友情出演」は「特別出演」と比べてとてもわかりやすいです。

「友情出演」とは出演俳優や演出家、監督、原作の作者など親しい方や制作に密に関わっている方に出演してもらうことです。

芸能界にいれば色々と「付き合い」もあると思いますから、そう言った場合にも友情出演で出演することがあると言えます。

また、朝の情報番組などでも「アナウンサーがぜひ出演させてください。」と監督に願い出る場合もありますね。

友情出演のギャラ

「特別出演」のギャラは高額である場合が多いというお話をしましたが、「友情出演」のギャラは反対に「ノーギャラ」の場合もあります。

「友情出演」はいわば「友情」で出演しているので出演料をしっかりといただくというのもおかしな話ですよね。

「友情出演」は通常よりも出演料が低くなることがほとんどです。

製作費削減のために「友情出演」が使用されることもあり、俳優さんや女優さんが協力している場合もあります。

友情出演の例は？友情出演の多い人(俳優)をご紹介！

ここでは友情出演の例をご紹介したいと思います。

ジャニーズの方が主演をされた場合に、グループのメンバーが友情出演するケースが多いようです。

増田貴久さん主演のドラマ「レンタルなんもしない人」の最終回では、ブランコを漕ぐ男として唐沢寿明さんが友情出演しています。

この友情出演の背景には、増田さんと唐沢さんがドラマ「ボイス110緊急指令室」で共演したことがありました。

そこで、唐沢寿明さんが「別作品で増田貴久さんが主演をした際は俺もでる。」と言ったことで今回の友情出演が実現したそうです。

昨年7月期に放送された『ボイス 110緊急指令室』（日本テレビ）以来の共演。唐沢は「以前、別作品で共演した時に『初主演ドラマをやる時は俺も出るよ』という約束をしていたので、今日はその男の約束を果たしにきました（笑）」と、“兄貴っぷり”を見せていた。

引用元：https://thetv.jp/

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カメオ出演とは？その意味は？

特別出演や友情出演と同じように「カメオ出演」という言葉もあります。

「カメオ出演」とは作品の原作者や作品のモデルとなった人など作品に深く関わっている方が登場する場合に使用されます。

最近では、漫画やアニメの実写化が進んでいますよね。ですからカメオ出演も必然的に増えているのは確かです。

出演ではなく登場と言っている理由は出演が「とても短いから」です。登場しているのに気づかない場合もあります。通行人の役などが多いですね。

しかし、視聴者が気づいたときに強い印象を与えることができます。

監督や出演者の友人としてカメオ出演する場合もありますし、監督が自分の演出した作品の登場人物を違う作品で登場させることもあります。

新海誠(しんかいまこと)監督は映画作品で前作登場人物をカメオ出演させています。

出演している登場人物はほとんど作品の設定年齢で登場しており、声がある場合も同じ声優さんを使用しているんだとか。

カメオ出演のギャラ

カメオ出演は友情出演と同じく出演料なしで出演するノーギャラか、或いは格安での出演となるケースが多いです。

カメオ出演の例は？

カメオ出演のはじまりは「幕間」(まくあい)です。

幕間(まくあい)とは、芝居やパフォーマンスの休憩時間のことです。幕の間もお客様を楽しませるための工夫がされていたんですね。

現代のカメオ出演では原作者や監督自身が作品に登場することがあります。

また、アニメ作品では各作品の登場人物を新作に登場させることも頻繁にあります。

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ゲスト出演とは？その意味は？

ゲスト出演とは、その名の通り、ドラマなどの作品において「レギュラー出演」ではなくゲストとして出演することです。

一般的に全話で出演する訳ではなく、1話や2話の単発でドラマに出演する際に使用されます。

ですから、「特別出演」と「友情出演」のことを「ゲスト出演」ということもあります。

「特別出演」はニュアンスとしては少し「ゲスト出演」と違うような気もしますが、「レギュラーではなく単発のゲストとして出演」という意味合いでは「特別出演」も「ゲスト出演」ということができるみたいです。

ゲスト出演の例は？

「ゲスト出演」は1話完結のドラマに多いです。

毎回、違う有名俳優や女優がストーリーの軸となる人物を演じます。その役を演じる俳優や女優が有名であるほど「あのドラマに俳優〇〇がゲスト出演！」と報道されるのです。

そのため、その契約内容は「特別出演」や「友情出演」、はたまた「カメオ出演」である場合もありますが、そうでない場合も大いに考えられます。

また映画でも、その作品がシリーズものである場合には、単発で出演する役者をレギュラー出演の俳優や女優と区別するために「ゲスト出演」という表現を使用します。

有名俳優や女優を起用した場合に宣伝文句として「有名な〇〇さん出ていますよ！」とゲスト出演として扱うのです。

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その他の〇〇出演｜エキストラ出演とサプライズ出演

今回、「特別出演」「友情出演」「カメオ出演」「ゲスト出演」をご紹介しましたが、他にも、「エキストラ出演」や「サプライズ出演」といった言葉があります。

例えば、女優であった竹内結子さん(故人)は2012年公開の映画「ポテチ」で通行人役としてエキストラ出演されています。

また、ドラマドラゴン桜でゲスト出演した新垣結衣さんも「サプライズ出演!」とネット上で話題となりました。

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特別出演と友情出演まとめ

「特別出演」「友情出演」「カメオ出演」「ゲスト出演」の4つについてご紹介しました。

	出演者	出演料(ギャラ)	出演の仕方
特別出演	主演級の役者	高額 ・通常程度	役者からの申し出なし
友情出演	他の出演者や監督と親しい役者	ノーギャラ ・低い	役者からの申し出あり
カメオ出演	原作者や監督、作品に深く関わりのある人	ノーギャラ ・低い	役者からの申し出あり
ゲスト出演	レギュラー出演ではない単発で出演する有名な役者	通常程度	役者からの申し出あり
エキストラ出演	通行人など目立たない役	ノーギャラ ・低い	役者からの申し出あり
サプライズ出演	誰もが知っている有名な役者	高額 ・通常程度	役者からの申し出でない場合が多い

特別出演と友情出演は、「出演者の格」「出演料」「出演の仕方」に違いがあることがわかりました。

「特別出演」と「友情出演」は似ているように見えて、全く違う使用方法でしたね。

映画やドラマで流れるエンドロールで、探すのも面白いかもしれません。

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